卵巣チョコレート嚢胞
子宮内膜症とは
子宮内膜症は子宮内膜組織が子宮外に発生し、毎月の月経に伴って出血を繰り返すことで、痛みと組織の癒着を引き起こす病気です。
卵巣に留血してチョコレート嚢腫を形成したり、卵管に癒着を起こして不妊の原因になる場合があります。
子宮内膜症の確定診断は腹腔鏡の施行が望ましいですが、腫瘍マーカーや診察によりある程度の診断ができます。
治療は、偽閉経療法の注射、点鼻薬が奏功します。
その他、抗アレルギー薬、漢方薬、対症療法があります。
近年では40歳以上で4cm以上の卵巣チョコレート嚢腫に卵巣がんの発生の危険性が指摘されています。
当院では、若年者に対して卵巣嚢腫の経膣穿刺吸引術を行うことができます。
子宮内膜異型上皮
子宮体がん検査で子宮内膜細胞診の異常が認められた場合は、子宮内膜全面掻爬術を行い、確定診断を行います。
子宮内膜ポリープ
子宮内膜ポリープは、子宮内腔すなわち着床する場所に発生するポリープで、不妊症や不正性器出血の原因として比較的多い疾患です。
当院では内視鏡下手術を日帰りで行っています。外来手術で安全に行いますので、他院より費用負担が小さくなるメリットがあります。
バルトリン腺嚢腫
女性器の外陰より内側に、バルトリン腺という分泌物を産生する場所があり、そこに液体が貯留し、ときに感染を併発します。
当院では、外来手術で嚢腫摘出術を行っています。
外陰コンジローマ
HPVというウィルスに感染し、痛みを伴い腫物が生じた場合に焼灼術を行います。